目次
この記事でわかること
- 検索意図とはユーザーが検索したときの意図です
- 検索意図は4つのタイプに分けられます
- 上位表示したいキーワードの検索意図を知るには?
この記事の信頼性(私について)
- SEO歴:11年
- 現在もウェブマーケティングの会社に所属し、SEOコンサルに携わっています。
- SEOコンサルだけではなく、実際にエンジニアとしてサイト制作をやっています。
検索意図とはユーザーが検索したときの意図です
たとえばあなたが旅行で名古屋に来たとします。そこで「お昼どこで食べようかな?」となったときに土地勘がないあなたは「名古屋 ランチ」と調べて近くにあるお店を調べるのではないでしょうか?
この「名古屋でランチが食べれるお店が知りたい」というのが検索意図(インテント)です。
他にも「○○とは」など意味を知りたいなどがあります。このような検索意図をしっかりと意識してコンテンツを作ることがSEOにとって重要になります。
なぜならGoogleのアルゴリズムでもこの検索意図を重要視しているからです。
Google では、ユーザーがどのような種類の情報を探しているのかについても理解しようとします。特定のことに関する検索か、幅広い検索か。「口コミ」、「画像」、「開店時間」など、具体的な情報が必要なことを示す検索キーワードはあるか。その日に公開されたコンテンツを探していることを示す、急上昇ワードの検索をしているか。付近のお店や現在地の情報を検索しているか。こうしたことも、アルゴリズムで分析します。
引用:検索アルゴリズムの仕組み
つまり、Googleは検索キーワードに隠されたユーザーの検索意図を汲み取って検索結果を決めております。
検索意図は4つのタイプに分けられます
Googleは「すべてのマーケティング担当者が知っておくべき4つの新しい瞬間」としてユーザーが「検索をしたい」と思う瞬間が4つあると公表しております。
引用:4 new moments every marketer should know
こちらの資料では検索をしたい瞬間をKnow(知りたい)、Go(行きたい)、Do(やりたい)、Buy(買いたい)の4つに分類しております、
これらを把握することであなたが狙っているキーワードがどのような検索意図に分類されているかがわかります。
Knowクエリ(知りたい)
○○ってなに?
○○のやり方を知りたい
など情報を知りたいクエリです。
Wikipediaなどの辞典サイトや
クックパッドなどのレシピサイトがこのクエリに当てはまるのではないでしょうか。
Knowクエリの例
- SEOとは
- 筋トレ 効果
上記は「筋トレ 効果」の検索結果です。「筋トレを行うことでどんな効果が得られるの?」という情報について知りたい意図に答えるための検索結果が表示されます。
Knowクエリには赤枠のようなアンサーボックスが表示されやすい傾向にあります。
また、Knowクエリには広告は表示されにくい傾向にあります。情報を知れればいいというユーザーからすれば広告は邪魔になるだけですもんね。
Goクエリ(場所に行きたい)
「○○へ行きたい」や「このサイトを見たい」など目的がはっきりしているクエリです。
Goクエリの例
- 渋谷 ランチ
- Apple(Appleのホームページがみたい)
上記は「渋谷 ランチ」の検索結果です。
Rettyなど、渋谷でランチができる店を多数紹介しているサイトが上位にきていると思います。「渋谷でランチしたいけどどの店行こうかな」という検索意図が見えてきます。このような検索意図のクエリの場合、個人店舗のホームページは上位表示には向きません。
また、Goクエリの特徴としては赤枠のようにマップが表示されるケースが多いので個人店舗の場合はこちらの枠(ローカルパックって言います)で自分の店が表示させることをおすすめします。
Doクエリ(やりたい)
○○をやってみたいなどユーザーが何かしらの行動を起こしたいクエリです。
Doクエリの例
- 腹筋 やり方
- セルフマッサージ
上記は「セルフマッサージ」の検索結果です。「マッサージ店ではなくて自宅で手軽にマッサージがしたい」という意図が汲み取られています。
Doクエリには赤枠のような動画が一覧で紹介されることもあります。テキストだけでなく動画でやり方を見た方がユーザーにとってはありがたいですもんね。
Buyクエリ(買いたい)
商品を購入したい時のクエリです。
検索結果にGoogleショッピング広告が出やすいのも特徴の一つです。
- 筋トレグッズ
- ダイエットサプリ
上記は、「ダイエットサプリ」の検索結果です。「ダイエットサプリを購入したい」という検索意図が感じ取れます。
青枠のリスティング広告だけでなく、赤枠のショッピング広告などガッツリ広告が表示されているのがわかります。
上位表示したいキーワードの検索意図を知るには?
実際にあなたが狙っているキーワードを検索してみましょう。
その検索結果にどんなサイトが表示されているかを見てあなたが狙っている検索ワードがどのような検索意図を持っているかを分析できます。
僕は上位10位まではサイトの中身も含めて目を通すようにしてます。
※パーソナライズを防ぐため必ずシークレットモードで検索することをお勧めします。
クエリによっては検索意図が複数ある場合がある
検索結果は必ずしも、上の4つのクエリにきれいに分かれるわけではありません。様々な検索意図が複合されているケースが多いです。
例えば、虫歯で検索した場合下の様な検索結果が表示されます。
この検索結果には虫歯についての詳しい解説されているページ(Knowクエリ)や虫歯を治療するデンタルクリニックのページ(Goクエリ)の両方が検索結果に出ています。
なぜこの様になるかというと、虫歯と検索したユーザーの検索意図がひとつのタイプに絞れないからです。
虫歯治療をしたい人もいれば、虫歯そのものの情報が欲しい人もいるからです。
Googleもこれらの検索の多様性を考慮にいれ、検索結果を表示します。
まとめ
以上がDoクエリ、Knowクエリ、Goクエリ、Buyクエリから分かる検索意図の説明となります。
狙っている検索キーワードの検索意図を分析することでユーザーがどのような答えを求めているのかを分析し、ユーザーの意図に応えられるコンテンツを書いてあげましょう。