SEOのサイト分析をしたいけど、ツールとかのインストールするのは正直めんどくさい。。
ブラウザだけで完結できるツールとかないの?
今回はこのような疑問にお答えしていきます。
こんにちは、今回はSEO対策に役立つウェブサービスについて、現役のSEOコンサルタントの僕が実際に使っているウェブサービスを無料版を8つ、有料版を2つ紹介します。
ちなみにSEOに役立つGoogleクローム拡張機能についての記事も書いてます。
この記事の信頼性
現役のSEOコンサルタントでSEO歴は10年ほどです。
これからご紹介するツールは実際に仕事で使っているものです
無料で使えるSEOウェブサービス
無料で使えるウェブサービスです。
インターネットアーカイブ(ウェイバックマシーン)
過去のページの状態を確認することができます。
順位変動があったページに対して変動前、変動後でどんな違いがあるかを確認したりしてコンテンツが変更されているを確認したり、リニューアルしたサイトのリニューアル前のサイトの状態を調べたりします。
実際にこんな事例がありました
リニューアル後、サイトの順位が下落したというクライアントがおり、トップページのリニューアル前の状態をウェイバックマシーンで確認したところコンテンツがしっかりと入っていたが、リニューアル後はビジュアル重視のデザインに変更をしてしまったため、Googleのコンテンツ評価が下がってしまっていました。
aguse.
ドメインのwhois情報やが逆引きホスト名やIPアドレスなどの情報を調べることができます。
また、そのドメインが過去にブラックリストに入っていたかどうかも調べてくれます。
その他にも同一のサーバー内のサイトも見ることができます。(同じレンタルサーバーのIPアドレスを使ってるサイト)
実際にこんな事例がありました。
新規でウェブサイトを作ったが順位も上がらなければインデックスすらしてもらない・・・ということがあり、aguseでドメイン情報を調べてみたところ、「Google Safe Browsing API 」の悪意のあるサイトとしてブラックリストに該当していました。
ドメインは中古ドメインで購入をしたらしく、過去のドメイン保有者がそのドメインで悪さをしていたようです。
namaz.jp
Googleの検索エンジン内の揺れを確認できるツールです。
また、業界ごとの変動幅も教えてくれるので細かい分析にも役立ちます。
変動幅が大きいほど順位に影響が出やすくなります。
Googleのアルゴリズム変更などアップデートがある時は特にこの変動幅が大きくなるのでご注意を!
実際にこんな事例がありました。
ある朝namaz.jpを見ていたところ、「大変動」を確認。当時自社サイトを複数運営していたのですぐに順位変動を確認することができました。
その後正式にGoogleからアップデートの情報があったのでいち早く何かあったことに気づくことができました。
HTTPステータスコードチェッカー
ページのURLを入れるとそのページのステータスコードをチェックしてくれます。
Googleにインデックスされるためには200コードでないといけないのでもし、あなたのサイトがいつまでもインデックスされないのであればステータスコードを一度チェックしてみてもいいかと思います。
TITLE & META情報抽出
コピーしたURLのTITLE とディスクリプション情報を抽出してくれます。
サイト内のタイトル、ディスクリプションを一括で見たいときや、ディレクトリマップを作る時など使い方次第で色々な事ができちゃいます。
ちなみにこのツールはラッコキーワードで有名なラッコ株式会社さんが提供しているツールです。
ラッコキーワードについてはこちらの記事で詳細な使い方を紹介していますので気になる人はぜひご一読ください!
見出し(hタグ)抽出
こちらもラッコ株式会社さんのツールで、見出しタグ(h1〜h6)を抽出してくれます。
機能は二種類あります。
- 入力したキーワードのGoogle検索上位10サイトの見出しを抽出
- 指定したURLの見出しを抽出(複数のURLを一括で入れる事もできます)
見出しはSEOにとっても重要な箇所になりますので上位表示出来ているページやベンチマークしているサイトの見出しの使い方をチェックするときに役立ちます。
DIFF(テキスト差分比較)
こちらも、ラッコ株式会社さんから。
名前の通りテキストの差分チェックができます。
色々な使い道がありますが僕はコピーコンテンツとか調べる時によく使います。
Google Search Console
ご存じGoogle純正の検索分析ツールです。通称サチコ。
平均掲載順位の確認やペナルティ通知の確認、サイトマップ送信など検索に関する分析には欠かせないツールです。
Googole analytics
Search Consoleとほぼセットで入れると言っても過言ではないGoogle純正のアクセス解析ツールです。通称GA。
セッションや滞在時間、コンバージョン経路など細かいデータを見ることができます。
僕がSEO初心者だったころ職場の先輩に教えてもらったとき「これって導入費いくらかかるんですか?」って真顔で聞いたくらい無料であることが不思議な超高性能ツールです。
GAのデモアカウント画面
有料で使えるSEOウェブサービス
ここからは有料で使えるツールの紹介です。優良だけあってかなりの高機能です。
ahrefs
SEO分析ツールの代表格です。
サイトに貼られてる被リンクの分析が出来た流入キーワード(サイトに訪れた際に検索したキーワード)などを調べる事ができます。
「被リンクてなに?」という方はこちらをご覧ください。
被リンク分析
実際にリンクされているページやそのページにリンク元、リンク元のアンカーテキストなどの情報を調べることができます
被リンク分析画面
キーワードエクスプローラー
入力したキーワードに関するSEO難易度や実際の検索結果状況などを調べることができます。
「SEO」の検索結果状況画面。上位サイトの変動などが表示されます。
keywordmap
株式会社CINCさんが提供しているツールです。
特徴としてはキーワード分析に特化している事です。
代表的な機能としてはキーワードと関連するキーワードをビジュアル的に網羅してくれるキーワードマップ作成機能です。
この機能でユーザーの検索意図を分析することができ、あなたがコンテンツに盛り込むべきネタや次の記事のネタのヒントになります。
おすすめなのは一括順位取得というツールでURLと複数のキーワードの順位を一括で取得してくれるので効率的な順位取得ができます。
ワードマップ
狙っているキーワードと関連するキーワードをマインドマップ風に表示してくれます。
「コーディング」のワードマップ画面
まとめ
いかがでしたでしょうか?
この記事を読んでる人によっては「これだけしか使ってないの?」「こんなに使ってるの?」など様々かと思います。
実際細かいものを挙げ始めたらもっと色々使っているのですが私の中の大枠はこんな感じです。
有料ツールはハイスペックなだけあって値段もそこそこするので少し手が出し辛いと思いますが、今回紹介した2つのツールは無料トライアルなのでお試しで使ってみるのもありかもしれません。