- WordPress初心者のテーマ選びのポイントは?
- 無料と有料どっちがいいの?
- 初心者でも使いやすいテーマが知りたい!
今回はこの様な疑問にお答えできる記事を作成しました!
この記事の信頼性
- ワードプレスをはじめて約10年くらいになります。
- 現役のSEOコンサルタントでもあるのでSEOと相性の良いテーマにも詳しいです
初心者が抑えるべきテーマ選びのポイント
WordPressのテーマ選びで最重要なことは記事の更新に集中できるか?という点です。
どういうことかというと、そもそもWordPressは記事の更新を楽にしてくれるツールなので公開することよりもその後の運用面を楽にしてくれるツールだからです。
特に僕のサイトのようにブログが中心のサイトはいかに記事を更新しやすい環境かが重要になりますので記事の更新以外ににやらなければならないことはなるべく排除しておく必要があります。
そのため、テーマ選びにおいてはその「記事の更新以外にやらなければならないこと」が少ないものを選ぶことが重要となります。
では、記事の更新に集中できるためにはどの様なテーマがいいのでしょうか?
運用に集中できるテーマを選ぶためには下記3つを抑えておくと良いと思います。
- 日本語(日本製)のテーマ
- SEO対策済みか
- デザインがそれなりに整っているか
もう少し掘り下げてご説明させていただきます。
日本語(日本製)のテーマ
英語が読めるひとであれば特に問題ないですが、テーマが海外製の場合、テーマの説明なども英語で書かれているものが多いので理解するのに時間がかかってしまいます。
そのため、サイト運用にあたって無駄な労力が発生してしまうのでそんなところに時間をかけずにサイト運用するためにも日本語テーマを選びましょう。
SEO対策済みか
SEO対策とはGoogleの検索結果において上位を狙うための対策のことです。
SEO対策には様々な要因が絡んでくるのですがその中でも下記の様なものはSEO対策に有効といえます。
- ページスピード
ページにアクセスしてブラウザに表示されるまでのスピード - モバイルフレンドリー
スマートフォンに対応できているか - 構造化データ
Googleのロボットがページ内の情報を正確に理解できるようにするためのデータです。
これらの項目は数あるGoogleの評価基準の一部ではありますがSEO対策をする上で少なくとも「ページスピード」と「モバイルフレンドリー」はクリアしておきたい項目です。
なのでテーマを選ぶときはページスピードとモバイルフレンドリー(できれば構造化データも)の対策がしっかりとクリアできてるテーマを選ぶようにしましょう。
ちなみにページスピード、モバイルフレンドリー、構造化データに関してはテストツールがあるのであなたが気になっているテーマのデモサイトを実際にテストしてみることをおすすめします!
- ページスピードインサイト(ページスピードテスト)
>> https://developers.google.com/speed/pagespeed/insights/?hl=ja - モバイルフレンドリーテスト
>> https://search.google.com/test/mobile-friendly?hl=ja - 構造化データテスト
>> https://search.google.com/structured-data/testing-tool/?hl=ja
ページスピード最適化ならamp対応済みのテーマがおすすめ
ampとは「Accelerated Mobile Pages」の略でページ内で使えるCSSやJavascriptを制限することでページの表示速度を格段に上げることができます。
ページの表示速度はSEOでも重要な項目となりますのでampを積極的に取り入れているサイトが多いです。
デザインがそれなりに整っているか
せっかくサイトを公開するのであればきれいなサイトがいいですよね!
デザインがしっかりしているサイトはユーザーに不快感を与えずに済みますのでしっかりとあなたのサイトを見れくれることにつながります。
自分でデザインをカスタマイズするのは初心者の人には結構ハードルが高いと思いますのでなるべく初期の段階でデザインがきれいにものを選ぶようにしましょう。
無料と有料どっちがいいの?
個人的には初心者こそ有料テーマがおすすめです!
理由としては下記3つが考えられます。
- サポートの手厚さ
- できることの多さ
- デザインの洗練さ
順番に説明させていただきます!
サポートの手厚さ
有料テーマの場合、テーマの使い方についての相談が可能なので困ったことがあったても安心です。
無料テーマの場合はそもそもサポート体制がないのでわからないことがあっても自分でなんとかしなけらばなりません。
できることの多さ
有料テーマはアクセスランキング機能などサイトを作成する上で便利な機能が最初から搭載されているので自分でカスタマイズをする必要がほとんどありません。
無料テーマの場合は機能の制限があったりそもそもなかったりなどでカスタマイズには時間がかかります。
なのでサイト公開までにかかるコストが全然違うと考えられます。
デザインの洗練さ
無料テーマの中にもオシャレなテーマはもちろんありますが、有料テーマの方が洗練されたテーマが多いと考えられます。
ぼくもいろんなサイトを見ていて「あ、このサイトのテーマきれい!どんなテーマ使っているんだろう?」と調べるとだいたいが有料テーマだったりして心のなかでしょぼんとなったりします(笑)
特にWordPressのデザインをカスタマイズするときはCSSやPHPの編集が必須なので初心者の方には難易度が高い可能性があります。
上記の3つの理由にサイトの公開までの時間やその後の運用面などを総合してみると有料テーマの方が良いとぼくは判断しています。
実際にぼくもこのブログのテーマは「AFFINGER5」という有料テーマを使用していますが、非常に使いやすくて満足しています。
もちろん無料テーマの中にも良いものはたくさんありますので「絶対有料テーマにしろ!」というわけではないです。
要はご自身のサイトで何を重要視するかによって選んでいただいて大丈夫かと思います!
ぼくは「SEO対策がしっかりしていて、なおかつアフィリエイトに特化しているテーマ=収益化しやすいテーマ」を重要視していたのでそこにマッチしていのがAFFINGER5でした。
初心者でも使いやすいテーマ
結論、無料ならLuxeritas次点でCocoon、有料ならAFFIGER5かTHE・THORがおすすめです!
Luxeritas(ルクセリタス)はSEOパフォーマンスが無料と思えないほど優秀です。
Cocoonは機能が豊富でカスタマイズ性が高く、余計なプラグインを入れる必要がありません。
有料テーマのAFFIGER5、THE・THORはデザインパターンが豊富でなおかつAMP対応なのがありがたいです。
ページスピードはサーバースペックや計測する時間帯によって結果が変わることがあるのであくまで参考としていただければと思います。
テーマ比較表
- 日本語(日本製)のテーマ
- SEO対策済みか
- デザインがそれなりに整っているか
上記3つのポイントをクリアしているテーマを厳選した結果、表の無料テーマ5つ、有料テーマ7つがおすすめです!
料金 | ページスピード(SP) | ページスピード(PC) | AMP対応 | モバイルフレンドリー | 構造化データ | デザイン | |
Luxeritas (ルクセリタス) | 無料 | 速い | 速い | 対応 | 対応 | 対応済み | キレイ |
LION BLOG (ライオンブログ) | 無料 | 遅い | 普通 | 対応 | 対応 | 対応済み | キレイ |
Xeory Base (セオリーベース) | 無料 | 遅い | 普通 | なし | 対応 | 対応済み | シンプル |
Simplicity2 (シンプリシティ2) | 無料 | 遅い | 普通 | 対応 | 対応 | 対応済み | シンプル |
Cocoon (コクーン) | 無料 | 遅い | 普通 | 対応 | 対応 | 対応済み | シンプル |
賢威 (けんい) | 24,800円(税抜) | 遅い | 普通 | なし | 対応 | 対応済み | シンプル |
AFFINGER5(WING) (アフィンガー5(ウィング)) | 14,800円(税抜) | 遅い | 普通 | 対応 | 対応 | 対応済み | シンプル |
SANGO (サンゴ) | 11,000円(税込) | 普通 | 速い | なし | 対応 | 対応済み | カワイイ |
ALBATROS (アルバトロス) | 7,980円(税込) | 普通 | 普通 | なし | 対応 | 対応済み | クール |
STORK19 (ストーク19) | 11,000円(税込) | 普通 | 普通 | なし | 対応 | 対応済み | カッコイイ |
JIN (ジン) | 14,800円(税込) | 普通 | 普通 | なし | 対応 | 対応済み ※一部エラー | クール |
THE・THOR (ザ・トール) | 14,800円(税別) | 普通 | 速い | 対応 | 対応 | 対応済み | カッコイイ |
以下はそれぞれのテーマの特徴をまとめましたので参考にいただければ幸いです。
各テーマの詳細
有料テーマ
賢威
運営会社:株式会社ウェブライダー
価格:24,800円(税抜)
充実のサポート体制の老舗テーマ!
「沈黙のウェブマーケティング」「沈黙のウェブライティング」で有名な株式会社ウェブライダーのワードプレステーマです。
賢威は昔からあるワードプレステーマで10年以上に渡る運用実績からなる万全のサポート体制が嬉しいです。
AFFINGER5(WING)
運営会社:株式会社オンスピード
価格:14,800円(税抜)
「稼ぐ」ことにに特化しした有名テーマ!
AFFINGER5(WING)はアフィリエイトなどの「稼ぐ」ことに特化したテーマですが特徴はそれだけではありません。
- 記事のランキング機能
- 手軽に変更できるデザインテンプレートの豊富さ
- テーマを一回購入してしまえば他のサイトでも流用が可能
また、購入者専用のマニュアルも充実しておりカスタマイズ方法が分からないときなどにも非常に心強いです。
SANGO
運営会社:saruwakakun.com
価格:11,000円(税込み)
オシャレなデザインでサイトの居心地の良さが特徴的なテーマ
ウェブメディア「サルワカ」から生まれた有料テーマでデザインの豊富さがGoodです!
今主流なウェブデザインである「マテリアルデザイン」を採用しておりボタンや見出しのデザインパターンが多いのでデザインにこだわりたいという人にもおすすめです。
ALBATROS(アルバトロス)
運営会社:株式会社bridge
価格:7,980円(税込)
デザイン重視ならこのテーマ!
アルバトロスは誰でも美しいサイトが作成できることに特化したWordPressテーマです。
SEO対策のための機能が少し物足りない面があるのでプラグインなどで補う必要があります。
STORK19
運営会社:株式会社bridge
価格:11,000円(税込)
初心者向けテーマの定番!
ALBATROS(アルバトロス)と同じ株式会社bridgeが提供しているテーマです。
STORK19の特徴は機能が多すぎず少なすぎずといったところです。
高機能テーマでつまづきやすいポイントとして「機能が多すぎて使いこなせない」というものがありますが、STORK19はサイト運営にとって必要な機能だけを厳選して揃えられているので初心者にも親しまれています。
だからといって機能が少なすぎて物足りないということもないので中・上級者の方にもおすすめです。
JIN
運営会社:CrossPiece
価格:14,800円(税込)
テーマの着せ替え機能が楽しいテーマ!
JINの特徴として専用プラグインによる手軽なデザインパターンの変更があります。
デザインパターンの数も豊富でどれも秀逸で迷ってしまいます。
また、フォーラムもあるので困っときにも安心です。
THE・THOR
運営会社:フィット株式会社
価格:14,800円(税別)
デザインとSEOのバランスがとれたテーマ!
「SEOに強いけどデザインはイマイチ」「デザインはきれいだけどSEOは微妙」というテーマは多くありますが、THE・THORはその両面のバランスがしっかり取れているといえます。
JIN同様にデザインの着せ替え機能があるのでデザインに自身がない人でもプロ並みのサイトを作ることができます。
無料テーマ
Luxeritas(ルクセリタス)
開発者:るな
価格:無料
トップレベルのページスピードを実現したテーマ!
Luxeritas(ルクセリタス)は無料テーマと思えないほどSEOが強いテーマです。
特にページスピードに関しては有料テーマをも凌ぐほどです。
ただし、(Luxeritasに限らずですが)プラグインによっては相性が悪いものがありますので下手にプラグインを入れるとせっかくのページスピードが遅くなってしまうので要注意です。(特にAll in one SEO PackとYoast SEOは相性が悪いそうです)
また、Luxeritasはフッターに「WordPress Luxeritas Theme is provided by "Thought is free".」という著作権・提供元がデフォルトで表示されるようになっておりこれを消すには有料プラグインが必要になります。
特にあって困ることはないと思いますが、気になる人はプラグインの購入も検討しておきましょう。
LION BLOG(ライオンブログ)
運営会社:フィット株式会社
価格:無料
JavaScriptを使わない軽量テーマ!
有料テーマ「THE・THOR」を運営しているフィット株式会社の無料版テーマです。
LION BLOGのデフォルト状態は処理が重くなりがちなJavascriptを使っておらずHTMLとCSSのみで作られています。
その他SEOの機能も充実しており、各記事ごとのTitle設定やDescription設定やnoindex,nofollow設定もデフォルトで搭載されているのでわざわざプラグインをインストールする必要がありません。
LION BLOGの姉妹テーマLION MEDIAというテーマもありこちらはメディア向けのテーマになっています。
Xeory Base(セオリーベース)
運営会社:株式会社ルーシー
価格:無料
コンテンツマーケティング特化型テーマ!
マーケティングブログ「バズ部」が開発したテーマです。
バズ部の記事はSEOでもよく上位に表示されるほど優秀なコンテンツが多くあり、それと同じテーマを使えるというだけでも心強いです!
また、詳細なマニュアルもWordPress管理画面に入っているので困っときも安心です。
Simplicity2(シンプリシティー2)
運営会社:わいひら
価格:無料
超シンプルでカスタマイズが捗るテーマ!
他のテーマは最初からデザインの完成度が高いものが多いですがSimplicity2のデザインは非常にシンプルです。
逆に言えばカスタマイズ前提のテーマです。
なので「自分だけのサイトカラーを出したい!」という人には向いていると思います。
ぜひ自分色に染めてあげてください!
Cocoon(コクーン)
運営会社:わいひら
価格:無料
有料級の無料テーマ!
Simplicity2の後継テーマとして開発されたのがこのCocoonです。
デザインテンプレート、ランキング作成機能、ブログカード機能、目次機能など有料テーマ級の機能が多数取り揃えられているテーマです。
やや細かいカスタマイズが必要になりますが、慣れれば有料テーマ級のサイトが作れてしまいます。
まとめ
以上が初心者におすすめのWordPressテーマの紹介でした。
テーマを選ぶときのポイントは
- 日本語のテーマ
- SEO対策済みか
- デザインがそれなりに整っているか
です!
有料テーマと無料テーマではサポートの手厚さや使いやすさで有料テーマの方がおすすめですが無料テーマでも十分に運用は可能です。